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トラブル1
妊娠中に発生しやすいトラブルには次のようなものがある。
妊娠悪阻(にんしんおそ)
出血
おなかの張り・痛み
切迫流産
切迫早産
前置胎盤
妊娠悪阻(にんしんおそ)
つわりは妊娠してたいていの人が出合うトラブル。
けれど、吐いてばかりで水すら受けつけない、短期間で元の体重の1割以上も減った、
起きているだけで体がフラフラする、とまでなると少し心配。
病的なつわりは妊娠悪阻といって治療の対象になるから、医師の診断を受けよう。点滴などの治療や入院が必要になる場合もある。
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出血
出血はママにとって一番不安を感じるもの。けれど、痔による出血や子宮びらん、子宮頸管ポリープなど、心配いらない出血も多いのであわてないで。おなかの痛みや張りがなく、セックスや内診の後に少し出血した程度ならば、しばらく安静にして様子をみても大丈夫。
心配なのは大量の出血や、出血が止まらずに持続するとき、おなかの張りや痛みを伴う出血のとき。妊娠初期なら頸管ポリープ、切迫流産や胞状奇胎、子宮外妊娠のおそれが、中期・後期なら切迫早産、前置胎盤、常位胎盤早期剥離の可能性があるので、急いで病院へ連絡しよう。
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おなかの張り・痛み
1日に3、4回おなかが張るのは生理的なもの。特に妊娠後期はどうしてもおなかが張りやすくなる。休めばおさまる 度の張りや痛みなら心配いらない。
逆に、安静にしても痛みや張りがおさまらない、出血を伴う、一日中おなかの張りや痛みがある、張りや痛みが規則的になるなどの症状があれば、切迫流産、切迫早産、常位胎盤早期剥離などのトラブルのおそれがある。
特に出血が見られたり 、安静にしてもおさまらず痛みがどんどん強くなるような場合は、ただちに病院へ連絡しよう。
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切迫流産
赤ちゃんがママのおなかの外では育つことができない妊娠22週未満に、母体から外に出てしまうか、子宮の中で死んでしまうことを流産という。切迫流産とは文字通り「流産が切迫している状態」のこと。主な症状としては出血やおなかの痛みがある。
このような症状が見られたら、なるべく早く診察を受けよう。治療法としてはまず安静にすること。症状によって安静の度合いが違うので、医師にどのように過ごせばいいのかを具体的に質問しておくとよい。
重症の場合は入院して安静を保つことになる。流産と違って、切迫流産は赤ちゃんが助かる可能性の方が大きいので、あまり不安がらず、医師の指示に従おう。
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切迫早産
妊娠22週から36週までに赤ちゃんが産まれてしまうことが早産。そのままにしておくと早産になりそうな状態が切迫早産だ。症状としては、出血やおなかの張りがある。妊娠後期のおなかの張りは生理的なものが多いが、休んでいてもおなかが張る、おなかが頻繁に石のように固くなるというのは少し心配。
切迫早産の可能性が高い。特におなかの張りが1 時間に3〜4回もあるようなら、早産になってしまうこともあるので、急いで病院に連絡しよう。もし切迫早産と診断されたら、第一に安静を心掛けること。安静の度合いについては医師に具体的に質問しておくとよい。重症の場合は入院することになる。
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前置胎盤
普通は子宮底のあたりにつく胎盤が、何らかの理由で赤ちゃんの通り道である子宮口をふさぐような形でついているのを前置胎盤という。前置胎盤だと、子宮が収縮した時に胎盤と子宮壁との間にズレがおき、胎盤の一部が剥がれてきて出血が起こり、危険な状態になることがある。最近は超音波画像診断で胎盤の位置がわかるので、前置胎盤だと言われたら、出血を起こさないようにできるだけ安静を保つこと。
また、前置胎盤の出血は流産などの出血と違って、ほとんど痛みがない。出血があったらすぐに病院へ連絡しよう。出産は、そのまま経膣分娩を行うこともあるが、安全のために帝王切開になることが多い。なお、妊娠初期・中期に「胎盤が低め」と言われても、胎盤が低い位置のままであるとは限らない。ただ、前置胎盤になる可能性が高いというだけなのであまり気にしないで。
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